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グループ研究助成募集要項
1 .応 募 資 格
秋田県内の国公私立小・中・高等学校(特別支援学校・定時制校等を含む)で児童・生徒の科学・
技術する心の育成に、意欲的に取組む学校であり、本年度のテーマを持って、研究活動をしよう
とする児童・生徒のグループ。
2 .研 究 課 題
自然科学等理科に係わる具体的なテーマであること。(理科の学習指導要項にあげられている内
容そのものの研究よりも、それらに関連する問題を、更に深く掘り下げるとか、あるいは、郷土
の自然に関する研究テーマ等がのぞましい。)
但し、高校の場合は、工業・農業・水産・家庭等に関する専門分野の研究テーマでもよい。
3 .助成研究の期間
助成研究の期間は、毎年 4 月 1 日から翌年 1 月 15 日までとします。
なお、継続的な課題研究であっても、1か年を区分とします。
4 .応 募 方 法
当研究助成を希望される学校は、当会の、所定の応募用紙により、期限までに、申込み手続きを
して下さい。(同一校からの応募は 2 件の場合は、必ずクラブ名を変えて下さい)
申込み・・・・・・・・・・・・・・・・・別紙、様式- 1 ①~③
⑴ 期 限 5 月22日㈭ 必着のこと
⑵ 記入内容
① 学校の概要と研究グループ及び研究形態
② 研究課題にその趣旨(簡潔に)
③ 助成金の使途内訳(具体的に)
④ 具体的な研究実施計画
⑶ 応募書類の提出部数 顕彰会事務局用 1 部 + 選考委員配布用 12 部 = 計 13 部
5 .助成校の選定と通知
当会の選考委員会で、審査の上、決定する。
その結果は、速やかに学校長宛に通知します。( 6 月上旬)
6 .助成校数及び助成金額
小 学 校 1件当り 5 万円まで 8 件(校)程度
中 学 校 〃 10 万円まで 22 件(校)程度
高 等 学 校 〃 13 万円まで 30 件(校)程度
特 別 支 援 学 校 〃 (小・中・高等学校に準ずる)
本研究助成金は、債券(国債、社債等)の運用利息の収入で運営していますが、日本銀
行の異次元の金融緩和政策及びマイナス金利導入の影響を受け、当顕彰会の収入が減少す
る非常に厳しい環境下にあります。
齋藤憲三先生の遺訓「科学する心」を後世に継承して行くために、今後金融市場が正常
化するまでは、収入に見合った事業運営のため助成事業が縮小しますが、今まで同様に秋
田県内の小・中・高校の理科教育に貢献して参りますのでご理解とご協力の程宜しくお願
い申し上げます。
7 .助成金の使途
助成金は、研究課題の研究過程において、必要な器具、参考資料、※交通費等諸経費に充当のこと。
※交通費は原則調査研究に関わる旅費で、学会発表会・研究発表会とは区別下さい。
8 .研究結果の報告
助成研究は、翌年 1 月 15 日㈭までに、下記様式による研究報告書を、当会へ提出する。
継続研究の場合は、当年度1か年の研究報告書を提出する。
1 )表紙(別紙、様式- 2 ①)には、下記内容を明記し、次の報告概要を付して提出する。
⑴ 研究課題
⑵ 学校名とクラブ名及び研究形態
⑶ 指導教諭名
⑷ クラブ生徒氏名及び写真貼付
⑸ 学校長氏名及び学校長印
2 )報告概要(別紙、様式- 2 ②)は研究報告書要領(P 8 )により、下記事項を作成する。
⑴ 研究の動機、 目的またはねらい
⑵ 研究のすすめ方、 実施の方法及び経過内容
⑶ 研究成果とまとめ
⑷ 反省と今後の課題
⑸ その他付記
① 参考文献
② 他団体への発表実績及び受賞状況
⑹ 会計報告(領収書は不要)
3 )報告書の綴込み方法
指定の表紙(様式- 2 ①)をつけて、 最後尾のページに会計報告と、それぞれのページにページ番号を記入下さい。
報告書をファイル及びケースに入れないようご注意願います。
4 )研究報告書の提出部数 顕彰会事務局用 1 部 + 選考委員配布用 12 部 = 計 13 部
(下記 注:1 参照のこと)
注: 1 .事務局用及び選考委員への報告書に用いた写真・図表・スケッチ・地図等は、 印刷
製本ができる程度の正確さ・鮮明さ(可能な限りカラーコピー推奨)を有するもの
とします。
注: 2 .課題研究を中止とするときは、 当会に通知し、 助成金の返還を要することに留意して下さい。
9 .特 典
優秀な助成校に対しては、 後日厳選の上、 齋藤憲三・山㟢貞一奨励賞として、 賞状と共に、 奨励
金並びに記念の楯を贈り表彰する。
10.参考(研究助成プロセス)
1 ) 研究助成校募集期間 4 月 1 日〜 5 月 22 日
2 ) 研究助成申込書類提出期限 5 月 22日㈭ 必着厳守のこと
3 ) 助成の決定、 助成金交付 ・助成の決定は 6 月上旬
・助成金交付は、研究助成認定証交付式
( 7 月 3 日㈭ 於 ホテルメトロポリタン秋田)
4 ) 助成研究の現地視察指導 9 月 1 日〜 12 日
5 ) 助成研究報告書提出期限 令和 8 年 1 月 15 日㈭
6 ) 齋藤憲三・山㟢貞一奨励賞の選考 令和 8 年 2 月 12 日㈭
7 ) 齋藤憲三・山㟢貞一奨励賞の授賞 令和 8 年 3 月 12 日㈭
齋藤憲三・山㟢貞一奨励賞授賞式(於 ホテルメトロポリタン秋田)
グループ研究報告書要領
1 .助成研究報告書は、次の要領で作成し、表紙(様式− 2 ①)に付して提出する。
⑴ 用紙は A 4 サイズで、縦長、横書きとする。パソコン、ワープロ可。
A- 4 版手書きの場合必ずしも 400 字でなくてもよい。
⑵ 枚数は、文字、図表、写真類を含め 20 ページ以内(ページ番号を記入)に収まる枚数とする。
( 1 ページには、横 23 字×縦 37 行の 2 段組で 1,702 字入る。―― 見本添付(P9)
従って、図表、写真類を含め、1,702 × 20 ページ以内に収めてください。)
⑶ 図、グラフ、コンピュータのプリント、写真類はできるだけ精選し、鮮明(可能な限りカラー
コピー推奨)なものを用いる。
⑷ 指導された先生と部員メンバーの写真を表紙に貼付下さい。
2 .報告書の内容は、概ね、つぎの項目をもって構成する。
但し、必要に応じ、各項目の中を、適宜細分してかまわない。
⑴ 研究の動機、目的又はねらい (研究テーマの設定した事由と目的又は、ねらい、なお、継続
テーマの報告のときは、前年までの研究概要も、要領よく記入する。)
⑵ 研究の進め方、実施の方法及び経過内容 (どんな研究のやり方や考え方をもって、この課題
に取組み推進しようとしたかを記し、研究の構想に添って、進められた具体的研究の方法、プ
ロセスとその結果を、順を追って記す。又、必要に応じて図示、写示、項目を細分して説明する。)
⑶ 研究成果とまとめ (まとめとして、研究の完了結果と帰結、考察の結びを記す。)
⑷ 反省と今後の課題 (研究の課題を振り返って、設定課題に対する成果が、十分に満足出来る
ものであったかどうかの反省と、残された課題や、更に、追求する為の課題につき記す。)
⑸ イ.参考文献 (研究を推進するに当たって、参考に付した文献を明記する。)
ロ.研究発表実績及び受賞可否(当該研究につき、他団体に報告、発表、受賞の実績がある場
合、その発表形態、時期、団体名、入賞結果を列記する。)
⑹ 会計報告 (具体的に、支出の項目と金額を列記する。領収書は不要。
個人研究助成募集要項
1 .応 募 資 格
秋田県内の小・中・高等学校(特別支援学校・定時制校・高専等を含む)の理科学担当教育で、
その職にあり、自然科学等(高校教員の場合は、工業・農業・水産・家庭等に関する専門分野の
研究でもよい)に関する研究をしている者。 又、意欲的にしようとしている者。
2 .研 究 課 題
自然科学等に関する研究テーマであること。
但し、自己の資質を高め、以後の教育指導に役立つものであること。
3 .助成研究期間
原則として、翌年 1 月 15 日㈭までとする。
但し、研究課題の内容によっては、2 ~ 3 年継続助成することもある。
4 .応 募 方 法
当会所定の応募用紙(別紙様式-1A~C)、所定事項を記入の上、申込みを行う。
その他応募方法は、グループ研究募集要項に同じ。
5 .助成研究者の選定と通知
グループ研究の選定と通知に同じ。
6 .助成件数と助成金額
1 )助成件数・・・・・・・ 3 〜 5 件
2 )助成金額・・・・・・・ 1 件当り 8 万円まで
7 .助成金の使途
グループ研究の使途に同じ。
8 .研究結果の報告
研究結果の報告は、(様式-2 A)の表紙に、報告事項を適宜作成の上、報告する。
報告事項については、グループ研究募集要項に準ずる。
指導者の皆様へ
令和 7 年度の「公益財団法人齋藤憲三・山㟢貞一顕彰会研究助成」の募集に対して、クラブ活動、
部活動、総合的な学習の時間の学習グループ、及び選択教科理科の研究グループなどから積極的に御
応募いただきたく、よろしくお願い申し上げます。
また、公益財団法人齋藤憲三・山㟢貞一顕彰会の支援の基に県教育研究会理科部会が毎年秋に主催
している全県児童生徒理科研究発表大会において、各校のグループ又は個人が地道に行っている研究
成果を発表することも、子供たちの科学への夢を膨らませ、探究心の向上を保障する機会となってお
ります。
この機に、秋の発表に向け、春から計画的に研究活動を進め、じっくりと取り組むことができるよ
う支援するとともに、率先して発表会に参加して意見交換することが期待されます。
自由研究の進め方
1 テーマを見付ける
テーマはこんなところにあります。
①授業の中で疑問に思う ②校内外を歩く ③人(友達や家族、先生に聞く)
④家の外に出る ⑤テレビを見る ⑥インターネット(ホームページ)で調べる
⑦遠足や社会見学で不思議に思う……など。 つまり、どこにでもあるということです。
子供は、「熱しやすくさめやすい」 のが当たり前です。 いったん選んだ以上はこれを自分
の問題として強く認識し、自力で探究していこうと努力する気持ちをもたせるために、テー
マを決定するまでの留意点として
⑴ 教師は、日頃から理科の授業などを通して、子供自身が日常の事象を一応疑ってみる力
を身に付けさせ、自然の物事・現象の中に不思議さを感じることができるよう感性を磨い
てやる。
⑵ 子供が疑ってみたことに対して、教師も同じ目線で一緒に調べていくよう心掛ける。
⑶ 子供の強い興味に合致したテーマの選定や、個に応じたテーマを設定できるよう助言する。
⑷ 研究途中の激励や探究方法の発見に協力するなどの支援よりも、テーマ決定時に 「郡市理
科研究発表会で発表する」 あるいは 「○△科学論文コンクール」 に出品するなどの途中駅や
終着駅の目標をもたせるようにする。
このような教師の支援があって、初めて子供は自発的に努力するようになり、また、こうし
て得た結果味わう成功感や充実感は、体験者だけが感得できるものであって、これが、次のス
テップに強い探究意欲となって現れてきます。
これまで、全国のトップクラスの評価を受けた秋田県の中高生の研究例として、次のような
ものがあります。
・「砂時計をひっくり返すと砂が全部落ちるまでの時間が違うのは、なぜ?」
・「スパゲッティが中央で折れないわけ?」
・「リンゴのあくはなぜできるの?」
・「カタツムリの筋肉はどんなふうに動く?キャタピラのようになっているのかな?」
・「スルメを焼くとどうして決まった方にめくれあがる?」
・「○○地方に雷が落ちやすいのはなぜ?」
よいテーマは、意外と身近で誰もが注目しそうなものであるという共通点をもっています。
2 研究の進め方
⑴ 研究の計画を立てる
①何を(何のために=どんな目的で) ②いつ ③どこで ④どうやって(研究の方法)
⑵ 気付いたことはノートに記録する→観察・実験のことだけでなく必要事項を全部メモする
⑶ 観察・実験をする
①順序よくやる→簡単に結果の出るものは繰り返し行う。
②比べるときは条件を考える→一つのことを比べるときは他の条件をすべて同じに→条件制御
③より正しく記録するために、利用できる機器をすべて利用する(カメラ、ビデオカメラ等)
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